イーちゃんの白い杖上映会


日 時:令和元(2019)年8月1日(木) ①10:00~13:00  ②13:30〜16:30

場 所:岡崎市図書館交流プラザ Libra ホール

参加費:入場無料 

動 員:午前195人・午後140人



STORY

 生まれつき目が見えないイーちゃん。本名小長谷唯織(こながや いおり)さんは20年前、静岡盲学校で白い杖の使い方や点字など、視覚障がい者として生きる基本を学んでいた。触って、なめて、においを嗅いで。目が見えない世界は想像を超える発見があった。だが、成長するにつれ「なぜ自分だけ違うのか」不思議に思うようになる。そして、大勢友達がいた地元の保育園とは違い、同級生がいないさみしさを実感する。障がいを持った者同士、分かり合えると信じ、中学生になったイーちゃんは、東京の盲学校へ進学した。

 しかし、ここで経験したのはいじめ。大好きなピアノで気持ちを整理しようとするが、心が追いつかなかった。「現実から逃げないでほしい」と厳しく接する母。ピアニスト、歌手、作家...夢も破れ、何もかも嫌になった。障がいがあろうがなかろうが悩みは同じだ。「学校にいても家にいてもつらい」「死にたい」とも考えた。

 でも―そばにはいつも2歳下の弟・息吹(いぶき)がいた。重度の障がいで、食べることも歩くこともトイレにもいけない弟。入退院を繰り返し、手術を何度経験しても前に進む弟。

 イーちゃんは、自分の甘さに気づき、自殺を踏み止まる。「私の弟だから強いんだ!」障がい者が生き、働く。壁はいくつも乗り越えなければならない―しかし、乗り越えようとする強さがあれば、必ず幸せはやってくる。  

 

 互いの顔を見たことがない姉と弟、支える家族。

  20年目に出した答えとは。

   果たして、私たちに何ができるのか―。

 

HPよりhttp://www.sut-tv.com/ichan/